第1回「防災・減災」コース開催

5月20-23日の4日間、「防災・減災総合コース」を開催しました。

コース概要

まずは、災害時に必要となるドローン以外の基礎知識・技術の訓練を行ったうえで、「調査・捜索」「計測」「輸送」のミッションに取り組みます

各分野訓練の流れ

各訓練は現場での流れに沿った形で次の項目順に行います。

1:条件付与
2:ブリーフィング、飛行計画の作成、役割分担
3:機材選択、確認
4:移動、現場安全確認
5:飛行前確認
6:飛行
7:片付け
8:データ処理
9:機材確認
10:ディブリーフィング・報告

災害現場だからこそ得られる貴重な体験

2024年能登地震・豪雨で被災した現場を訓練フィールドとして活用し、参加者の皆様には以下のような実践的な訓練を体験していただきました。
・地震により損壊した崖の状況確認飛行
・実際の土砂災害現場での3次元測量
・道路寸断により孤立した集落への物資搬送
・急峻な地形での高度な飛行技術の習得 など

参加者の声

「実際の災害現場での訓練は、想像以上に学びが多かった。シミュレーションでは体験できない現実的な課題に直面し、真の災害対応力が身についた」

「地形や気象条件の変化に対応する実践的なスキルを習得できた。特に3Dマッピング技術は、今後の災害対応に大いに活用できる」

「他の参加者との連携訓練により、チームワークの重要性を再認識した。実災害時に即応できる自信がついた」

指導員からのコメント

実災害を経験した現場だからこそ伝えられる生きた知識と技術を、全国の防災関係者の皆様に習得していただけました。この経験が各地域の防災力向上につながることを確信しています

次回開催について

第1回目の成功を受け、今後も定期的な開催を予定しております。実践的な災害対応力の向上を目指す皆様のご参加をお待ちしています。
次回開催の詳細については、決定次第ウェブサイトにてお知らせいたします。